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スヌーピーの映画がもっと楽しくなること間違いなしのオススメ作品の紹介

      2016/12/12

12月に公開される映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』の予告編を見るとフライングエースになったスヌーピーがパリの空を飛んでいたり、眼鏡を外したマーシーが見られたりとピーナッツのファンとしては興奮しきりで、なおかつ50年の連載で一度も姿を見せなかった「赤毛の女の子」が登場することからも作り手の本気度が垣間見えます。

可愛いスヌーピーたちのキャラクターを見ているだけでもピーナッツの映画は面白いです。

けれど過去の劇場版スヌーピーがそうだったように今回の劇場版も原作や文脈を知っていると、ますます楽しめるのは間違いなさそう。

ということで劇場鑑賞前に役立つと思われるピーナッツ関連の本やアニメなどを紹介していきます。

題して「劇場版スヌーピーを面白く見るためのおすすめ作品選」

①【文庫】『スヌーピーの50年 世界中が愛したコミック『ピーナッツ』』

『ピーナッツ』の50周年を記念し作られた愛蔵版をさらに文庫にした本。

そのためいくつかのエピソードは削られていますがめちゃ安いです。

漫画「ピーナッツ」の歴史をギュッと凝縮し、チャーリーブラウンの初登場、ルーシーが営む精神分析医スタンド、ライナスの毛布やスヌーピーが二足歩行を始める名作エピソードの生まれたきっかけを著者であるシュルツ氏が語ってくれます。

いくつかのお話が英語の慣用句になるほどアメリカの人々に影響を与えたピーナッツの世界を体感するのに最適。

以前に書評しました。六本木のスヌーピーミュージアムに行く前のオススメ『スヌーピーの50年』

 

②【雑誌】 『別冊カドカワ SUPER SNOOPY BOOK (カドカワムック)』

角川から発売されたばかりの新刊。最近、出版社で流行っているグッズをメインに持ってきて中身はスカスカといった雑誌とは一線を画す情報満載のムック本。カラー写真や可愛いキャラクターの紹介から「ピーナッツ」の世界に入りたい人には最高の入門書です。

谷川俊太郎の詩や「なぜ企業はスヌーピーを広告に使うか?」など他では見られない文章&貴重なヴィンテージグッズの写真も多数、スヌーピー変装一覧や聖地「シュルツ・ミュージアム」案内など全方位から攻めている特集の数々に昔からのファンもきっと満足できる一冊。

 

③【DVD】『スヌーピー:1970年代コレクション Vol.1』

スヌーピーのアニメが一番作られたのは1970年代、なので1970年代の名作エピソードを揃えたこちらのDVDを。

「スヌーピーの名探偵」「スヌーピーの選挙活動」といった自分の好きなエピソードが入っているvol1を個人的にオススメします。個々のエピソードは最近TSUTAYAなどで新しく入荷しているところも多いです。

しかし何故か1970年代のDVDは現在二つとも値段が下がっているので一本ずつレンタルするより安いかも。

劇場版スヌーピーの歴史については、以前書きました。映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』の前におさらい劇場版スヌーピー

 

④【漫画】『スヌーピーコミックセレクション』

今年5か月連続で角川文庫から出版されたのがこの全五冊のセレクションコミック。

年代ごとに巻数が分けられており、お約束のギャグや登場する人物の紹介などを一から説明してくれてとても良いです。辛辣な初期から、パワーにあふれた中期、寂しさを感じさせる後期など面白さと絵柄が徐々に変化していった漫画ピーナッツの世界へ手軽に入ってゆくことが出来ます。

もちろん谷川俊太郎訳と英語の対訳なので楽しみながら英語の勉強をしたい人にも最適です。

初めてスヌーピーの漫画を読むなら『スヌーピーコミックセレクション』(角川文庫)がおすすめ

 

⑤【絵本】『スヌーピーとしあわせの毛布』

ピーナッツの漫画は原作者のシュルツ氏が亡くなってからも書き続けられており、最近ではチャーリー・ブラウンたち一行が野球親善試合のため東京に来て日本の文化を学んでいく本も刊行されました(『日英対訳で楽しむTOKYO珍道中 スヌーピー、東京に行く』

小峰書店から出版されているこの絵本もその一冊で、ライナスが毛布とお別れしなければならないエピソードを連続するコミック形式で描いていて、面白いのは訳者が金原端人なので谷川俊太郎訳とはまた違った雰囲気を堪能できます。

たとえば有名な「ルーシーの精神分析」はこんな感じ。

心の相談
5せんと
先生
います

あとはライナスの素晴らしい名言も良い感じ。

「毛布に守られていない人生はこわい!」

 

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 - まとめ

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