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知ってる人は知っている名作「ぼのぼの絵本」

      2016/04/21

 「2015年はぼのぼのが熱い」と言う記事を書いてそれなりにアクセスがあるみたいで嬉しいです。

また年始に東京駅で期間限定で行われていた「ぼのショップ」と2月28日まで渋谷ヒカリエで出店中のお店に行ってきて、かなりの盛況ぶりにビックリしました。

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さて、今回の記事はそんな漫画『ぼのぼの』に実は絵本があるのをご存知ですか?という話題です。

知ってる人は知っているそれが「ぼのぼの絵本」

漫画同様にとても面白く考えさせられるものばかりなので今回はその6冊を全部紹介しちゃいます(年代順に)


「かわいそうのこと」

記念すべき一冊目。なんと刊行は1987年12月、自分が一番最初に読んだぼのぼの絵本です。

ある日ぼのぼのは「海って広い」と声に出して言います。

その瞬間から海の広さに気づいたぼのぼのは「ボクはボクの分しかない」と自分が「かわいそう」になります。そして泣いてしまいます、泣いて走って、スナドリネコさんのところへと相談しに行きます。が、スナドリネコさんは「かわいそうならスキだろう」との答え。はたしてその意味は・・・?

シマリスくんへの熱い風評被害が最高で思わず電車内で笑うほど。スナドリネコさんの解決も見事。全絵本の中で一番深いです。


「大きいのこと 小さいのこと」

 続いては1年後の1988年に刊行された絵本。

ぼのぼのがある日新たな発見をします。それは折れた木の間から世界を見るとあれもこれも小さくなるというものです(絵本の表紙

「アライグマくんはボクと同じぐらい大きいのにこんなに小さくなってしまう」「どっちが本当の大きさなんだろう?」とぼのぼのは不思議に思い、スナドリネコさんのところへと相談しに行きます。

ぼのぼのの世界を見る視点が色々と変わっていく魅力的な絵本です。


「メガネヤマネくんのこと」

1989年刊行。ぼのぼのはある日、メガネヤマネくんに道で出会います。

しかしメガネヤマネくんは誰かが来るとすぐ姿を隠してしまいます。

ぼのぼのはメガネヤマネくんのことをもっと知りたいと思い、森の仲間に次々と話を聞いていくことにしました。そうしてメガネヤマネくんのことを聞くたびに「吹き出し部分」に次々と謎の図形がはまりこんでいきます。でもまだまだよくわからないので、実際にメガネヤマネくんをこっそり観察してみることに、すると・・・。

ぼのぼのの認識が変わる瞬間を独特の記号で表現していく実験的な絵本。


「クリスマスのこと」

4冊目はなんと三冊目から9年後の1998年刊行

クリスマスの日にはみんなそわそわします。

なぜならこの日はみんながそれぞれ「運試し」をする日だからです。

アライグマくんは棒を投げてそれが地面に突き刺されば、

シマリスくんはクルミがたくさんとれたかどうかで、

スナドリネコさんは、きょう雪が降るかどうかで、

そしてぼのぼのは海の向こうに誰かがあらわれるかどうかで。

そんなクリスマスの日にとあるキャラクターが何かをし始めます、

さてみんなの運試しは上手くいくのでしょうか?

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ぼのぼのの運試しのエピソードにはちょっと涙ぐんでしまいました。誰かに無性にプレゼントしたくなる、そんな感じの自分が一番好きな絵本です


「ツワイオのこと」

5冊目は2006年と今度は8年後(笑)

ある日、ぼのぼのとシマリスくんとアライグマくんは海に石を投げて遊んでいました。

そして、ぼのぼのがある石を取ろうとしたとき時でした。取ろうとした石は根が張ったよう動きません。

それが「ツワイオ」でした。ツワイオは周囲のものに擬態でき、変わった匂いなのでみんなに嫌われていました。アライグマくんたち悪い子はツワイオが擬態できないように、周囲のものを取り除いて様子を見る遊びを始めることにします。はたしてツワイオはどうなるのか・・・?

*もしかしたらぼのぼの絵本の中で一番重いかもしれません。それは「いじめ」という重い重い問題を扱っているからですでも終わりは、ぼのぼのらしい爽やかさで読後に色んな感情が芽生えます。


「しまっちゃうおじさんのこと」

2014年5月刊行と現時点で一番新しい絵本です。もともとはアニメ版DVD-BOXの特典だった絵本。

タイトル通り、ご存じ「しまっちゃうおじさん」のお話です。

ところでこの色んなものをしまいにくる「しまっちゃうおじさん」。実は漫画だとそんなに出てこないのです。それだけアニメ版のあの異常な登場や声が記憶にこべりついている人が多いということですかね、そして、この話ではついにその謎の一端が明らかにされます。

ある朝、ぼのぼのは起きる時間にも関わらず二度寝をしてしまい、そして「しまっちゃうおじさん」にしまわれてしまいます。が、それは夢。けれどぼのぼのはこう思います「ついさっきまで、ここにいたような気がするのに。しまっちゃうおじさんは、ぼのぼのの頭の中にしかいないのでしょうか。」と。

それでぼのぼのはついに「しまっちゃうおじさん」が本当にいるのかどうかを聞いて回りますが、

みんなは「そんなのおまえのあたまの中だけだ」と言います。だからぼのぼのは、自分がよくつまずく「つまづき石」を「しまっちゃうおじさん」にしまってもらおうとします。果たしてしまっちゃうおじさんは、しまってくれるのでしょうか・・・?

*非常に短い作品ですが、終わりがとてもひねりが効いていて、これが一番泣けました。泣けないという人もいると思いますが私は泣きました、かなり。


 

というわけで「ぼのぼの絵本」の紹介でした。

実は何冊かはもう書店では買えず、中古本のみ(マーケットプレイスの値段は非常にお買い得)

改めて読み直し、このシリーズの続編が読みたいと心から思ったのでまた絵本書いてくれないかなあ。

 

(追記:2016年4月。祝!『ぼのちゃん』発売)

いやー。発売されました、絵本ではないけれどぼのぼの漫画番外編ということで追記。

『ぼのちゃん』はぼのぼのたちがまだ赤ちゃんだった頃のお話。

言葉もまだ喋ることが出来ず立つことも出来ないぼのちゃんが、様々なことを学び、そしてシマリスちゃんやアライグマちゃんと出会う物語。

もうね……可愛すぎた。

『ぼのぼの』は決して可愛さだけの漫画ではないけれど、この『ぼのちゃん』は可愛さを凝縮しまくってるからニヤニヤニヤニヤしながら読み進めてしまったわ。

ぼのちゃんの一挙手一投足にいちいち大声で反応するぼのぼのパパが素敵な一冊!

 

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