恥ずかしがり屋がマサラシステムでインド映画「スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1」を見てきた
2015/11/26
5月16日金曜夜、渋谷シネマライズで「スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1」を見てきました。
予告編を見た段階では「これは見ないかな・・・」なんて考えていましたが。
誘われたので。
行きました。
マサラシステムで、
Contents
- 1 マサラシステムとは・・・?
- 2 結論:めっちゃ楽しい。なにこれ、でもその前に「あらすじ」
- 3 「マサラシステム」で見る映画は一味違う!
- 4 というわけで思ったこと、個人的マサラシステム9か条
- 4.1 ①悲しいシーンで騒ぐなどは若干やめたほうがいいかも。
- 4.2 ②列ごとの印象
- 4.3 ③お酒を飲もう。みんな立つのでトイレに気軽に行けるのもいい感じ。
- 4.4 ④曜日的には日曜日よりも金曜日の夜が一番楽しい。だんだん人気になっているマサラシステムなので予約はしておいたほうがいいかも。
- 4.5 ⑤よくわからない場合は同僚や友人と行って騒げば慣れが早い
- 4.6 ⑥どういう形式でやるか、持ちこみはどんなものがオーケーかなどを調べておく。劇場にダンサーなどが来る場合は盛り上げてくれ慣れていることが多いので初心者はここから。
- 4.7 ⑦純粋にストーリーを楽しみたい人はマサラシステム以外の方がいいです。
- 4.8 ⑧片付けはしましょう。祭りの後片付けのほうが仲良くなれるかもよ。
- 4.9 ⑨騒ぎましょう
- 4.10 以上。
マサラシステムとは・・・?
『アナと雪の女王』など最近の一部映画館で試みられている、歌いながら見るというような形式。これ実はインドでは当たり前にやってるそうで(→ある人に聞いたらそんなことないらしいけど・・・まあいいやw)、歌うだけではなく映画に合わせて踊ったり歓声を上げても構わない自由な上映システムのこと。
映画は静かに見たいけど、新しい上映システムってのも気になるし、でも踊るのか・・・?
「ううむ・・・」なんて悩んでたけど
結論:めっちゃ楽しい。なにこれ、でもその前に「あらすじ」
予告編で見た映画のストーリーは二人のイケメンとの間に美女、どちらに揺れる恋心・・・。
違いました。
もちろんメインはイケメン二人美女一人という設定なのですが、学園物なのであるグループの青春話を現在から語っているという、映画『きっとうまくいく』のような形式、衝突しつつも仲良くなっていったグループがある時を境に会わなくなってしまう。しかし校長の危篤にかつての仲間が集まる、話題の三人が来ないままそれぞれが語り手となりカメラに向かい語り始める・・・。
俺俺なイケメン金持ちロハンと学問も勉強もできるアビ、最初は反発しあっていた二人だったが徐々にお互いに無いものを感じ惹かれあっていく、ここまで書くと女性が必要ないじゃんとなりますがお互いにシャナーヤという女性が好きで取り合うある意味古典的なプロットです。でも終盤「わたしは、ものじゃない」とシャナーヤが言うあたり、この構造に作り手はかなり敏感。
もちろん、そういう構造に批評的でも結局はうまく収まるインド映画ですが(世間的な競争による成功に批判的でも結局は成功するという構造も同じ)観客のカタルシスを求める欲望を最大限に満たすためにベタなものを本気で作っている精神がとにかく心地よいです。
長くなりましたが、だからこそ、踊れるわけです。先のわからない展開では体が動きません。知っているから反応できるわけです。
「マサラシステム」で見る映画は一味違う!
というわけで、このある意味、古典的な映画をマサラシステムで見るとどうなるか。
まず冒頭、映画泥棒が出てきます。ここで誰かがクラッカーが鳴らしてもう既にみんな爆笑。
病院にみんなが集まる厳かなシーン、「アレ?クラッカーこんな必要ないんじゃ・・・」と思いながら物語は回想シーンへ。音楽のテンポがいきなり速くなり、「くるか・・・」と思ってたら主人公登場!!
一斉にクラッカーと紙ふぶきが劇場に舞います。
徐々に興奮していく観客の欲望にこたえるようにダンスシーンが始まります。
あとは10分に一回のダンスシーンで踊る!
美女が出てきて踊る!!
イケメンが裸になって踊る!!!!
うわあ、超楽しい・・・。ストーリーがぜんぜん分析できないや(笑)
美女とイケメンが出てきて俺らは騒ぐ、それでいいじゃないかという気分にさせてくれる、そんな映画です。クラブシーンでアルコールとかドラッグをやってない健全な描写も好感度上がるし、ちゃんと勉強する高校生っていうのも最高の描き方です。
というわけで思ったこと、個人的マサラシステム9か条
①悲しいシーンで騒ぐなどは若干やめたほうがいいかも。
②列ごとの印象
- 前列:上級者向け・・・野球で攻撃の度に立ち上がり応援するようなスタイル。あきらめましょう。ダンサーがいる場合には対抗したくなるという要素がある一番楽しい場所であり、一番身体を酷使する場所。
- 中列:中級者向け・・・後ろからクラッカーや紙吹雪が飛んでくるし、前の人がめっちゃ踊ってる楽しい位置、若干後ろの視線が気になっても前後左右人がいっぱいいるので一番色んな人と仲良くなれる席。
- 後列:初級者向け・・・シャイな君はここだ。誰も後ろにいないので気にせず踊れるし「前の人が立ってるから立たなきゃ見えないよ・・・」なんて気取りながら踊れる場所、ただ後ろで紙吹雪まくのはなかなか辛いぜ。
③お酒を飲もう。みんな立つのでトイレに気軽に行けるのもいい感じ。
④曜日的には日曜日よりも金曜日の夜が一番楽しい。だんだん人気になっているマサラシステムなので予約はしておいたほうがいいかも。
⑤よくわからない場合は同僚や友人と行って騒げば慣れが早い
⑥どういう形式でやるか、持ちこみはどんなものがオーケーかなどを調べておく。劇場にダンサーなどが来る場合は盛り上げてくれ慣れていることが多いので初心者はここから。
⑦純粋にストーリーを楽しみたい人はマサラシステム以外の方がいいです。
⑧片付けはしましょう。祭りの後片付けのほうが仲良くなれるかもよ。
⑨騒ぎましょう
以上。
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