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本を売るならネット買取が最高にラクチンなので良い店を見分けて賢く売ろう

      2015/12/19

年の瀬に行われる大掃除や、新しい環境に移行するための整理をしている際に出てきた不要な本の数々。

そこまで値段の高いものではないと覚悟しても、BOOK・OFFに持って行って「買い取り不可」と言われたり全部で300円・・・となったときは地味にショックを受けるものです。そして持って帰るもの面倒くさいから「じゃあそれでいいや」となって、次回からは古紙回収に出すという人も多いのではないでしょうか?

 

「ちょっと待った!」

 

単行本だけではなく漫画や文庫などあわせて30冊ぐらいあるならネット買取を利用しようじゃないか!と、様々なネット書店で30~40回近く買取を依頼している自分がそのやり方や利点などを語っていきます。

と、その前に本を売るルートについて整理

 

本を売る際には様々なルートがあり、まずはそれぞれの強みなどを簡単に整理しておきます。( *• ̀ω•́ )b グッ

 

Amazonマーケットプレイス

個人が本を売る際に一番大きく儲けることが出来るのがアマゾンのマーケットプレイスです。

 

家に眠っていた古い攻略本や子供用の本などが思わぬ値段で出品されていることもあるので、どこかに持っていく前に自分で一度調べてみるのも良いかも。マーケットプレイスの出品は銀行口座があれば簡単に参加できます。

難点としては単純に数が少ないから本の値段が高くなっている場合もあり、いつ売れるのかわからないことからも即金を求めている人には向いてません(さらに商品が売れてから口座にお金振り込まれるのは二週間後ぐらい)

しかし個人の雑感ですが、ジャンル問わず一冊2000円から3000円の本を100冊ぐらい出品しておけば一か月の間に必ず一冊は売れる印象。

 

Yahooオークションやメルカリ

Yahooオークションの面白さはアマゾンなどで取り扱ってない古い書籍も出品することが出来て、その価値を分かっている人が参加した場合に思わぬ値段がつくことがあります。

 

ただしジャンルの分類や写真撮影、商品説明などをしっかり考えないと全く盛り上がらないまま安い値段で落札されることもあるので注意が必要。あとは大量に落札された場合は商品発送などの雑務が面倒くさいです(入金の確認やメール取引など

「メルカリ」の場合は、まあまあの本や雑誌などを出品する際に使えます。例えば「ダイヤモンド」などの経済誌はブックオフに売りに行っても10~30円ぐらいにしかなりませんが、メルカリでは送料込300円ほどで出品してもたまに売れます。手数料と郵便代を引いたら微々たる金額ですが、売れる時は一瞬で売れるスピード感&めちゃくちゃ出品が楽なことが魅力。

 

(書籍などを発送する際に大活躍のクリックポストについてはこちらに書きました)

3ヶ月使って実感した郵便局のサービス「クリックポスト」の圧倒的使いやすさ

 

BOOK・OFFなどのチェーン店

一般的に本を売る際に一番利用すると思われるサービス。

 

売る本と身分証明書を持って行けばその場で即金という手軽さが長所。けれど汚い本などは買取不可ということもよくあります(それがめちゃくちゃ高価なケースも多々あるので悲しい。ちなみに高田馬場店など学生街の近くの店舗では値段はしょっぱいけれど古い本も買い取ってもらえます)

そのため自分は文庫本や綺麗な本を売る際に利用していたのですが、最近は買取の際に発行年月日などを重視するようになって、ますます買取価格がしょっぱくなってきました。

 

古本屋

昔ながらの買取方法、最近では若い人が経営するおもしろい店も増えてきています。

 

古本屋での買取は若干難しいです。その店がどういうジャンルの書籍に強いかなどを把握してないと新刊でも買い取ってくれなかったり、古本に対して凄くシビアな店の場合は大量に流通している本は買取不可のケースも。

ちなみに自分のケースとして以前、学生街近くの古書店へ大学生が入門で使うような人文書を持って行った際、そこの店主に「買い取れる訳ないよ」と嘲りの態度をとられたことが。以降昔ながらの古本屋買取に関してはトラウマになっていましたが、最近ではツイッターなどで精力的に情報を発信している古書店も増えたため、だいぶ風通しがよくなりました。

愛着のある本、体系的に揃えてる本はそういう古本屋に持っていくのがオススメ。次の読者へ渡すため丁寧に扱ってくれる古本屋は本読みにとってはありがたい存在だからです。また場所が遠くても後述するネット買取のサービスをしているところもあります。

 

ネット買取

そして最後に紹介するのが、ネット買取です。

ネット買取って?なに?どうやるの?

文字通りネットで本の買取を依頼し、売る本を段ボールに詰めて該当する住所に送り査定。メールで買い取り価格が知らされて、承認すれば後日自分の銀行口座に振り込まれるというもの。

お店によって買取方法は若干異なりますが大体の本が買取対象であり&30冊以上で送料無料のところが多いです。最近ではマーケットプレイスやオークションなどで売るのを目的に無店舗経営のところも増えてきました。

このサービスの利点は、本がたくさんある場合にわざわざお店へ持っていく労力も必要なく、買取がシステマティックなので嫌な思いをすることがないことです。

 

良い店の見分け方について、いくつか

しかし無店舗でシステマティックな分、微妙なネット買取をするお店もたくさん乱立しています。

有名だから大丈夫ということもなく、サイトに一応は買取価格参考などありますが、送った後に汚れなどを理由に大幅減額される場合も(当たり前ですが返送は当然実費)

そういうことのないよう自分の経験から良い店の傾向を分析したので参考にしてみてください。

 

広告が過剰なところは避ける→その広告費はどこから出ているのだろうという視点(有名なチェーン店やアマゾンで買った時にチラシがついていたりする店とかが該当)

 

無料写真を多用しているところや、書いている人の姿がまったく見えない(個性のない)文章を掲載しているところは避ける。

 

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こういう無料写真を使うところは避ける

 

「買取価格ボーナス」など良いことばかり書いてあるサイトは避ける客寄せのためには仕方ないですが、ボーナスを加えられても査定結果はいたって普通のことが多い。

 

サイトの誤字をそのままにしているところは避ける→買取なのに杜撰。

 

ちなみにこれらの注意点はネット買取だけに限らず、ウェブ上で何らかのサービスを展開するサイト全般にも言えるので参考にしてみてください。

 

自分が使ってるネット買取

 

「ノースブックセンター」

古本買取・通販 ノースブックセンター|専門書買取いたします

 

 

トップページの入荷した本一覧からもわかるとおり専門書買取が強いです。一度サイトに登録すれば二回目以降の買取がとても楽。買取の際の集荷手配は向こうでしてくれて段ボールもなければ送ってもらえます。査定の際にそれぞれの本の買い取り価格を出してくれるので査定結果は納得できることがほとんどです。

 

「りーぶっく」

本の買取専門店「りーぶっく」

 

 

まだ2~3回しか使っていませんが、サイトでどんな文庫本でも最低10円以上で買い取ってくれると書いてある通り、溜まった文庫や古い漫画を引き取ってもらう際にチェーン店で売るよりは確実に高いと思うので活用させてもらってます。ただしISBNのついてない本、汚れがひどいものは査定対象外につき注意。

 

(補足:本を綺麗にする)

どの店でも共通のこととして本を売る際には少しでも綺麗にしたほうが買取価格が高くなるのは間違いないです。

自分の場合、シールなどが張り付いている場合はzippoライターのオイルなどを使って剥がして、埃や汚れなどが目立つ場合は「激落ちふきん」でササッと掃除してます。

終わりに

ネット買取を利用している人にとっては「なにを今更」と思う今回の記事ですが、意外とまわりにネット買取を利用しているひとがいないので書きました。

こういう系の記事が難しいのは「ネット買取 評判」などと検索すればわかるとおり、誰がどういう目的で書いてるのかわからない文章がたくさん出るうえ、その人が何を送ったのか、そして送った本の状態もわからないから見る人にとっては判断基準がないことです。

それでも、それなりの単行本をまとめて売る際はチェーン店で売るよりは確実に高いので良い店を見分けて賢く利用してみてください。査定が安くてショックを受けることがないよう、お店を決めたらまずは最低の冊数だけ送って様子を見るのも良いかもしれません。

 

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