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観る前に映画の点数がわかる!?注目の映画アプリ「WATCHA」を使ってみた感想

      2016/03/24

「WATCHA」という映画アプリがなかなか良い感じになってきた。

「WATCHA」は海外で大人気の映画レコメンドアプリ。日本で映画アプリといえば「キネノート」「coco」それに「Filmarks」などあるが、このアプリの面白さは、なんとユーザーの好みに応じて映画鑑賞前にその作品の予想採点が出る点にある。

概要

アプリの登録画面

NetflixやTSUTAYAなどには膨大な作品があるから映画を見る際の一つの指針になるかもと、さっそくダウンロード。

(アプリのダウンロード先はこちら→)https://goo.gl/mOsMex

アプリの登録&使いかた

まずはフェイスブックのアカウントかメールアドレスで新規登録し、ランダム表示される映画を15本評価していく。

この時点では単純に5つ星で評価をつけていく方式で15本を超えて採点し続けても良く、登録の本数が増えるたび徐々に変化していくコメントが面白い。おそらく数を増やしたほうが精度は上がると思って70本登録。

「WATCHA」は映画だけでなくドラマやアニメにも対応しているのでドラマやアニメも10本登録。

これでアプリを使う準備は完了。

ホーム画面に移行し、自分へのおすすめ作品の紹介、新作ランキングやクイズ、映画のレビューが流れてくるので、気になった人をフォローしたりお気に入りしたりすることが出来る。

わかりやすく言うとTwitterの映画特化版といった感じ。

「WATCHA」使っていて面白いと思った点

①採点が楽しい

レビューを書かなくてもいいし、書く場合も文字数が100字程度のため採点しやすい(*2015年11月追記:100字の制限は撤廃されているのでより自由度が高くなった)

その意味で今までに見た映画を可視化するアプリとしても良い。ある作品に関して自分と親しい評価を持ってる人を見つけやすく、自分の好みにあった魅力的なレビューを書いてる人をフォローするのが簡単。

だからその人が更新しているのを見ると自分も書きたくなるという感じだ。

見逃し映画の確認

 

②タグで分析される自分のバイアス

面白いと思ったのは自分の好みをタグで分析されること。

映画を評価する際に個々人の好きな傾向というのは必ずある。タグでそれが明らかになっていくのは面白かった。

自分の場合・・・「父」「青春」「親子」「ヒーロー」など、なるほど(笑)

タグによる無意識の可視化

 

③各種コンテンツの面白さ(2016年追記)

2016年から大幅にアップデートされてWATCHAはより使いやすくなった。

「あなたに似ている監督は?」「あなたにおすすめのサントラは?」といったクイズが出来たり追加され、友だちとのちょっとした会話に使えるアプリになった。

なかでも「twitter注目度ランキング」はかなりオススメ。普通の映画ランキングだと興行収益と直結しているが、このランキングだと話題になっているかどうかなので、人の心を動かしている作品が多く、これから自分がどれを見に行こうかと決めるうえでかなり有益。

 

「WATCHA」使っていて残念と思った点

①精度がゆるゆる(→2016年改善!)

一番の売りである「予想採点」の精度が弱すぎた。

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で『善き人のためのソナタ』

『ポセイドン・アドベンチャー』で『東京沈没』はなんとなくわかるとしても、

『用心棒』で『カウボーイ&エイリアン』

『東京物語』で『アイズ・ワイド・シャット』

『ホビット龍に奪われた王国』で『エアベンダー』

笑ってしまったがたぶん熱心な映画ファンのなかには怒る人がいると思う(笑)

(2016年追記)

情報が増えたために黒澤明「天国と地獄」に似てる作品として「名探偵コナン迷宮の十字路」がおすすめされたり、なるほど!と思うことがかなり多くなった。さらに予想採点の精度が飛躍的に向上。.

②始まったばかりなので寂しい

まだまだサービス開始直後ということで、

過疎のオンラインゲームをやっているようにホーム画面はあまり稼働していない

土日は動きがあるものの、平日は人がいないのでアプリを開かなくなってしまう。

③検索が弱い(→改善)

現状、主に作品検索でしか映画の詳細情報が出てこない。

監督や俳優などでも検索出来ると書いているが、岡本喜八も細田守も出てこない。

俳優検索では東出昌大という旬の若手俳優でさえ引っかからない。

(*2015年11月追記:検索の精度が向上されていて上記の不具合は解消)

→たとえば岡本喜八で検索すると、脚本を務めたアニメや助監督時代の作品まで紹介してくれるのでかなり便利!

また作品は随時追加していってるみたいで日々情報が更新されています。

「WATCHA」総合的に見て

海外ではこの「WATCHA」の情報量は圧倒的と言われているから(豊富なDVDタイトル、上映されている映画情報、テレビ番組の詳細な記録など)現在自分が感じている不満は単純にデータがまだまだ不足しているためと思われる。

ランキングやクイズは面白いし、アプリの使用者がそのコンテンツを作ることでインセンティブが発生したら良いなと思ったりもした。ギャラクシー賞受賞作など主要な賞だけではなく、雑多な各国の賞情報を正確なデータで揃えてくるとどんどん精度は上がり、より面白いことになりそう。

またサービス開始直後なので寂しいといったが、その分現在アプリを使っている人のレビューレベルはとても高い。そういう人をフォローするのに非常に向いているので、動画配信などで膨大な作品がいつでも見られる状況において、次に何を見ようか考えている人にはとても力強いアプリになりそうだ。

 

*これからも「WATCHA」を使っていくつもりだから不満点が改善されたり面白い試みが増えた場合は、この記事でまた更新する予定。

(→2015年11月追記:検索機能が監督、俳優名にも対応し飛躍的に向上。おすすめ機能も精度改善しているとのこと)
 
(→2016年3月追記:大幅なアップデートを行いオススメの精度が格段に向上。画面も見やすくなり最新上映作品の予想採点も表示されるように。特にTwitter注目度ランキングは記事を書く上でも非常に参考になる

 

(アプリのダウンロード先はこちら→)https://goo.gl/mOsMex

 

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