【書評】『映画は中国を目指す』(洋泉社・中根研一)
2015/11/26
「アイアンマン3」「ダークナイトライジング」「パシフィック・リム」・・・近年のハリウッドの超大作映画には一つの傾向がある。
それは作中に現れる中国要素だ。
時に物語のなかで必然性もなく挿入されるエピソードもあるので、気づいている人も多いかもしれない。ハリウッド映画は今や明確に超大国・中国のまなざしを意識して作品を作っている。
このたび洋泉社から出版された中根研一著『映画は中国を目指す~中国映画ビジネス最前線~』は現在の中国がどのような映画を受容しているのか?といったことを歴史的な経緯とともに説明し、その文脈において、この超大国に外国映画はどう組み込めるかの方策を具体的に語っている画期的な本だ。
洋泉社
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