スターウォーズ最新作(エピソードⅦ)の前に見るべきパロディアニメ『クレヨンウォーズ』
2015/12/26
スターウォーズのパロディは数あれど、その中でも屈指の出来映えを誇るのが1997年にクレヨンしんちゃんSPのなかで放送された『クレヨンウォーズ』だと個人的に思う。
今年はスターウォーズの最新作が公開されるお祭り年なので、関連のグッズや映像を見ているうちに子供の頃に感じた「ひどかったような、面白かったような・・・」という記憶が甦り、早速作品が収録されているDVDを買ってしまった訳です。クレヨンしんちゃんのスペシャルを見ていた人の中にはちらりと覚えている人も多いんじゃないかな。
感想:今見ても(いまならわかる)本当にひどくて、PTAに喧嘩売りまくってた時代の『クレヨンしんちゃん』は素晴らしい。
あらすじ
全宇宙を支配しようと目論む帝国の司令官である「アーシクセイダー」は、更なる力を手に入れるためニンニク星の宝である「スーパーニンニクエキス」を手に入れようとその星の王女「バーゲン・セイル姫」を誘拐した。だがセイル姫は犬の形をしたロボット「APU」に秘宝を隠し宇宙船から脱出させることに成功。
巡り巡ってAPUは北かすかべ星に住む銀ノ助の元に衝突し、それをたまたま通りかかった野原しんのすけという五歳児が発見。APUに内蔵された助けを求める(極度に美化された)姫の映像を見てしんのすけは銀ノ介や途中で加わった宇宙海賊•レオナルド・デカぶりオ(ぶりぶりざえもん)と共に救出へと向かう。しかしアーシ・クセイダーの背後にはより強力な敵の影が・・・。
解説と見所
ああ・・・書いていて、本当にひどいあらすじ(笑)
『スターウォーズ』エピソード4~6を知っている人には随所に笑える場面があり、各キャラクターの立ち位置によって本編のネタバレがわかる展開(笑)。全宇宙を巻き込む戦いが実は家族の物語だったという、その壮大さとスケールの狭さが本家を意識してて、馬鹿にしているわけではない丁寧な作りがめちゃくちゃおかしい。
PTA激怒の注目場面として、フォースの使い手たちによる「由緒正しき決闘」。これはライトセーバーの音を自分で発しながらライトセーバーを股間に挟んで戦うという危険な決闘。
終盤しんのすけがアーシクセイダーと戦った際はフォースの力が未熟で小さい棒しか出せないというピンチに、そこで使用されたのがにんにく星の秘宝「スーパーにんにくエキス」。滋養強壮に効果ありというラベル通り、しんのすけはフォースの力を増強させ、股間に挟んだライトセーバーは巨大な棒となる!「大きければいいってもんじゃないぞ」と「アーシクセイダー」は言ったが、見事に撃チンさせられる。
当時自分は意味も分からずゲラゲラ笑っていたけれど、たぶん各家庭の親はお茶の間で凍りついたよね。これ・・・。
『クレヨンしんちゃん』ファンにもオススメ
あと久しぶりに見直してテンションが上がったのは、宇宙船を探すときにしんのすけ達が立ち寄った「和風バー ルーズソックス」にいる客たちの姿。
ハイグレ魔王や『ヘンダーランドの大冒険』のトッペマとか、『雲国斎の野望』のラスボスであるヒエール・ジョコマンと今までに出てきた劇場版のキャラクターが勢ぞろいしていて、このお祭り感はファンには絶対見てほしい場面。
収録DVD『クレヨンしんちゃん ぶりぶりざえもん ほぼこんぷりーと』
というわけで、この「クレヨンウォーズ」は『クレヨンしんちゃん ぶりぶりざえもん ほぼこんぷりーと』で見ることが出来ます。
これは「クレヨンしんちゃん」のアニメやスペシャルで「ぶりぶりざえもん」が出てきたエピソードをほぼコンプリートした凄いDVD。(『野原刑事の事件簿』という話も1を飛ばしてぶりぶりざえもんが登場する2と3のみ収録している徹底ぶりw)
声優の塩沢兼人が亡くなってから、もうテレビでは見られなくなったぶりぶりざえもん成分が欲しいという人には絶対に買って損はないと保証します。なによりもアニメーションとして初めてぶりぶりざえもんが登場する「ぶりぶりざえもんの冒険 雷鳴編」に始まる凄まじいまでのキャラクター造形の崩しや大胆なパースの使い方は躍動感に満ちあふれていて見ていて本当に楽しい!
バンダイビジュアル
売り上げランキング: 2638
【関連記事】
関連記事
-
-
心に響くスヌーピーアニメのおすすめエピソード5選
2015年10月からテレビ東京系列でスヌーピーのアニメが放送されるようで、近所の …
-
-
はじまりのパワーに圧倒!劇場版『クレヨンしんちゃんアクション仮面VSハイグレ魔王』
仕事終わりに劇場版クレヨンしんちゃんをアマゾンプライムで見る日々が続いている。 …
-
-
「安全教育アニメ」という存在を知り、面白さとグーグル的価値観の対立について考える
少し前からwebの学校に通い始めました。 本を読んでいても独学だとキツいところが …
-
-
「映画の魔」とトラウマアニメ『花子さんがきた!!』
高橋洋の『映画の魔』を読んでいたら、こんな記述があった。 恐怖はショックを介して …
-
-
見ていてビビるほどの百合百合映画『劇場版アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ』感想
野外でミミ先生たちが映画上映をしていたら、そのことがなんだか気に食わないバイキン …
-
-
スヌーピー95変化!貴重な写真集『スヌーピーインファッション』(リブロポート)
ずっと見たかった『スヌーピーインファッション』をようやく入手。 ええ、たまらなく …
-
-
クレヨンしんちゃんの映画で一番切ない作品は「嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」だと叫びたい
アマゾンプライムがクレヨンしんちゃんの映画をほとんど見放題にしてくれたのでここの …
-
-
溢れる80年代作品へのオマージュ映画『Kung Fury』がネットフリックスで配信中!!
「Kung Fury」 カンフーにFURY=「激怒」を混ぜた造語ですね、もう既に …
-
-
子供だけに見せておくにはもったいない!傑作アニメ「ハルのふえ」
アンパンマン映画を劇場で見る面白さは子供たちが 「アンパンマンだーーーーー」 「 …
-
-
ひたすらしょーもない映画『シェアハウス・ウィズ・バンパイア』を見たボンクラの感想
*ネタバレはありますが、面白い部分は出来るだけ触れてないようにしてます。 &n …