今年もぼのぼのは熱かった、そしてぼのぼのの汗
2016/11/27
去年は東京駅でのグッズ販売、公式サイトの情報発信の凄まじさ、そして『ぼのぼの人生相談』の発売で、
2015年は「ぼのぼの」が熱い ←こんな記事を書いたわけですが、今年も今年でぼのぼのの新作アニメが始まったりと様々な動きが出てきて実に熱いです。
それにしても少年アシベ、セーラームーン、うしおととら、ジョジョの奇妙な冒険、って(笑)1990年代なのか!?今は!?っていうリバイバル攻勢。
で、新作アニメの感想としては、
「なんか、違う……」というぼやっとした感想です。
よくよく考えてみると、旧ぼのぼのアニメの面白さは独特のテンポに登場人物たちの少し頭のおかしい返答が最高に素敵でだったわけです。
それに対して今回は明確に「癒し」&スローライフな感じの雰囲気だから若干戸惑っています。
なにより、汗!!
ヒュヒュヒュヒュヒューン!!
ではなく、
ぴぴぴぴぴぴぴぴぴ
なのです。
慣れない!!
でもこういう感想は作品をリバイバルすると、よくよく起こる症状です。過去は過去として新鮮な気持ちで一から鑑賞すると良いところもたくさんあります。
たとえば新作アニメではぼのぼの達登場人物の色使いがとても良いです。実に綺麗、なおかつキャラクターの体型も最近の可愛い感じにデフォルメされているので見ていてニヤニヤする頻度は昔以上。
そう「何か違う」というのは長く続いている作品だからこそ出てくるファンのこだわりなので、いったんこだわりを保留すると様々な角度から作品を楽しめます、旧ぼのぼので刷り込まれたインパクトはでかすぎたのでいったんみなさんリセットしましょう(笑)
そして新作アニメが始まったタイミングで二冊の本が出ました。
「ぼのぼのs」と「ぼのちゃん」です。
『ぼのぼのs』は四コマ形式ではないぼのぼの漫画。いつもとは少し違った雰囲気でぼのぼの達の活躍を見ることができます。大きいコマでいつものキャラクターたちがいつも以上に表情豊かにダイナミックな動きを見せるので面白いです。個人的には最近原作を読んでなかったからシマリスくんが「おじさん」と呼ばれていることに衝撃を受けました、かなり(笑)
もう一冊はぼのぼの三十周年記念を記念と帯に書かれている『ぼのちゃん』
この物語はぼのぼのたちがまだ赤ちゃんだった頃のお話。ぼのぼのの面白さは可愛さだけではないのですが、もしその可愛さだけを最大限に凝縮したらどうなるのだろうか……?その解答がこちらの本となります。
もうね!全ページ悶えたよ!
言葉も喋ることが出来ず立つことも出来ないぼのちゃんが、紐で縛られながらハイハイするのが好きなシマリスちゃん、自由奔放に育てられているアライグマちゃんたちと出会い、一挙手一投足にいちいち大声で心配するぼのぼのパパに見守れて最後は立つことが出来るようになるとても素敵なお話です。
2016年は2015年以上にぼのぼのが熱くなる予感させる二冊でした。
追記:2016年11月27日『ぼのちゃん』第二巻発売!
ぼのぼのたちが赤ちゃんだった頃を描いた『ぼのちゃん』の第二巻が発売されました。
今回はクズリくんやフェネックギツネくんが赤ちゃんだった頃のお話も。そしてシマリスくんのお姉さんが衝撃の姿で登場します。
前回のお話で、ようやく立ち上がることができたぼのちゃんですが、今回は再びハイハイに戻ってしまい、ぼのぼののお父さんは再び大奮闘するのであります。
そしてついに言葉も……!?
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