スヌーピー95変化!貴重な写真集『スヌーピーインファッション』(リブロポート)
2015/11/26
ずっと見たかった『スヌーピーインファッション』をようやく入手。
ええ、たまらなく興奮してます(笑)
世界の有名デザイナーたちが、世界で最も有名なビーグル犬の衣装をデザインすることに同意してくれるなんて、最初は信じられなかった。実にすばらしいことです。
チャールズ・M・シュルツ
というシュルツの言葉が巻頭言にあるこの本は、スヌーピーと妹ベルのぬいぐるみを使って世界中の有名デザイナーが彼らの衣装をコーディネート、それを展示した企画「SNOOPY IN FASHION」の写真集だ。
図書館で見つけ、何気なくぱらぱらとめくっているうち、あまりにも欲しくなってアマゾンで衝動買い(絶版ゆえに財布直撃の値段)
欲しくなった理由としては何といっても豪華な衣装の数々である。グッチやイッセイ・ミヤケ、カール・ラガーフェルドといった95もの錚々たるブランドが手がけた衣装を華麗に着こなすスヌーピーはまさに千変万化。
どこをめくっても、そして何回読んでも飽きがこない。
掲載されている小池一子さんのエッセイで、プーさんやミッキーとは異なるおっちょこちょいなスヌーピーだからこそ、このような素晴らしい本が出来たと書いていて非常に納得した。画家であり作家でもあり、料理も上手で、あるときはパイロットとしても世界中の空を駆け廻るビーグル犬ゆえにこのような多種多様な衣装が似合うのだ。
ちなみにファッションに疎くても参加デザイナーの略歴が最後に掲載されているので安心。自分が一番好きなデザインは「David Hicks」の手がけた英国紳士風スヌーピー、とてつもないダンディ具合なので、もしこの本を手に入れる機会があったなら是非とも読んでみてほしい。
誰もが知っている重鎮のデザイナーから、まだこの時点では無名のデザイナーまで80年代の時代を存分に吸い込んだ実に豪華な一冊となっている。
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