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『スター・ウォーズEP7フォースの覚醒』新作から見始めても、大丈夫だ問題ない。

   

(序盤少しだけネタバレ)

スターウォーズの新作『フォースの覚醒』に関して過去作を見てからじゃなきゃと思っている人には新作から見ても大丈夫だと伝えたい。これに関しては賛否両論あるだろうけれど、公開初日に映画を見て新年を迎えた自分は現在その気持ちがますます高まってきている。

なぜならまわりの反応を見てみると案外新作を見に行っている人が少なくて寂しいからである。この辺り、どうにも広告を主導するマス・コミュニケーションと映画需要層との間に断絶があるように思えてならない。

スターウォーズ・フォースの覚醒 2016年 カレンダー 壁掛け

もちろん新作はEP4~EP6を知っていたら楽しめる衝撃の展開が続く。特に過去作で活躍したキャラクターがスクリーンに現れたときの鳥肌は心臓が止まるんじゃないかと思うぐらい興奮した。

ただし、それでもエイブラムスの監督した『スタートレック・イントゥダークネス』が過去の『スタートレックII カーンの逆襲』を知らなくても楽しめたように今回のスター・ウォーズも新作から楽しむことが出来ると思うのだ。なんていうのか今回のEP7に関しては映画館で隣のおばあさんが5分に一回喘ぎ声を発し、終わった時には滂沱の涙を流しているのを見て、そこに到達できない「歴史」の厚みを感じたのだ。

長い時を経て、そして苦難の時代を経て培われたスター・ウォーズへの情念を持つ人とレンタルなどで全シリーズを一気に見て速習した人との思い入れはやはり違う。今回の作品は特にそれが顕著だった。だから気になっている人は設定を入念に把握するよりも映画館でスターウォーズの新作が流れている時代を体感しに行ったほうがいいと思う。

なによりも『フォースの覚醒』はビジュアルや小道具が本当に素晴らしかった。お正月に近所の子供が今回の敵役カイロ・レンのライトセーバー(下の商品)を振り回しているのを見て強くそれを実感した。

そしてピンチの際には四方にころころと転がる「BB-8」の愛くるしさ、フィンという黒人青年のまっすぐさなど新登場のキャラクターたちは決して過去の偉大なるキャラクターたちに負けていなかった。なによりも今作の主人公にしてヒロインのレイの可愛さは本当にヤバい、もし中学生の時にこの作品を見たら「俺はどうなっちゃっただろうか」と夢想せざるをえないほど自分の中の何かが物語後半にかけて「覚醒」していった。

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ストーリーとして巧みなのはEP7は前作のEP6から30年後の話であるということだ。つまり新世代のフィンやレイにとってルーク・スカイウォーカーやジェダイ、フォースといった言葉はおぼろげな「神話」として語り継がれているのである。

ここに何となくスター・ウォーズを知っている人たちが存分に入り込める余地がある。

映画雑誌「キネマ旬報」のスター・ウォーズ特集において総監督であるエイブラムスの発言、これから全く新しい神話を構築していくという意気込みが引用されていた。確かにEP7はEP4~6に配慮している映画だが、おそらくこのあと描かれる物語はより新世代に向けての話となっていくに違いない。

だから新作を見て『スター・ウォーズ』という物語に触れ、ルーク・スカイウォーカーの、そしてそれ以前のアナキンと呼ばれる青年の物語をいまから遡れるのは「歴史」を知っている人には出来ないとてつもなく贅沢な楽しみ方であると思う。

安心して見に行こう、

フォースと共にあらんことを。

 

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 - 映画評

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