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ネイキッドロフトで行われた「未体験ゾーンの映画たち2015予告編大会」まとめ

      2015/12/02

2015年1月からヒューマントラストシネマ渋谷で行われている映画祭

未体験ゾーンの映画たち2015

 
1月6日に「新宿ネイキッド・ロフト」でこれに関連するイベント「未体験ゾーンの映画・予告編大会」が開催されました。

高橋ヨシキてらさわホーク多田遠志の三人が「49本」の予告をひたすら見てコメントするというちょっとどうかしてるぜ系イベント。

見ているうちに何が何だか分からなくなってきたこのイベント、めちゃくちゃ笑ったので適当に抜粋してまとめました(うろ覚え&大幅に削ってます。特に盛り上がってた作品は赤でタイトル


 

高橋ヨシキ「今年で二回目のこのイベント、去年はこの半分の数。終わりになると何が何だかわからなくなる」

多田「無駄話している暇がないのでどんどん行かなければw」

 

『デス・クルー』

高橋「一本目、正月っぽくなってきたね」

(画面にダニー・トレホ登場)

高橋「きました、おめでとうございます。」

てらさわ「ダニートレホって自分が何の映画出てるかわかってないらしいですからね、今日も死んだなって感じで」

 

「アメリカンマッスル」

てらさわ「いいですねー」

高橋「これ良い映画ですね、キレのないアクションがいいですねー。これはおススメですね」

 

「コルト45/孤高の天才スナイパー」

多田「ガバメントで狙撃するんですかね?」

多田「最近スナイパーって何でもつけていいことになってますからね」

高橋「全然スナイパーらしさがない予告だったw」

 

「タイムリミット-72」

多田「ルークゴス二本目ですね」

高橋「このひとがいま、ヴァンダムポジションな訳か」

多田「ミスター未体験ですね!」

高橋「たぶんいい人なんですよね。仕事を断らない、こないだと同じじゃねえかとか言わない」

画面に「72時間」という文字とタイトル

てらさわ「微妙な時間(笑)」

高橋「微妙な時間だなあ・・・」

てらさわ「48時間と96時間の間をとって・・・

高橋「ほどよい感じで・・・」

多田「三日ってことだよね」

 

「ランダム存在の確率」

高橋「いまのところ一軒しか家の画像が出てこない」

多田「色々おこるメランコリアみたいな」

高橋「なんか仕掛けがあるっぽい」

 

「DEBUG」

高橋「今回SFがなかなかインテリっぽくてコメントに困る」

てらさわ「おっこれは・・・なかなか志が低そうw

高橋「これはいい感じじゃないですか」

多田「どっかで聞いたような話で良いですね」

 

「シャークトパスVSプテラクーダ」

全員「待ってました!!!」

高橋「本命でしょ。シャークトパスが帰ってきたらそれでいいよ

多田「ふふふ」

高橋「サメでタコだもんね。格好良すぎるだろ、これは傑作だ」

多田「これは見たほうが良い」

てらさわ「これは絶対面白い」

 

「オール・チアリーダーズ・ダイ」

(画面にチアリーダー)

高橋「あっ、もういい映画ですね」

高橋「コメディなのか?って感じですけどこれ面白いに決まってますね」

多田「これ見ましたけど面白かったです」

 

『Facebookで大逆転』

多田「さ、次はあれですよ、「フェイスブックで大逆転」

高橋「あるわけねえだろ、そんなこと

高橋「自分が死んだらどうなるか試そうとしてんのか・・・最低だなこいつ」

てらさわ「五年後とか十年後とかに見ると味わい深いかもしれない」

 

「ホラーシネマパラダイス」

てらさわ「なかなかとんちが効いた予告編」

多田「グラインドハウス映画で本当の殺人シーンかけたら、大好評だったと」

高橋「なるほど、昔からこういうのあるけどね、ポップコーンとかね」

高橋「エルヴァイラ、ミンク・ストールが出てるじゃないか!!良い映画ですね」

多田「ジョン・ウォーターズ絶賛と書いてますね

て&高橋「そりゃそうですよ。知り合いいっぱい出てるんですから(笑)」

 

「余命90分の男」

ロビンウィリアムズ最後の主演作

高橋「これもう死んじゃった人の話じゃないか」

てらさわ「90分無いですからね」

多田「ロビン・ウィリアムスの遺作が未体験ゾーン行き!」

高橋「この頃は相当鬱がひどい感じだったんですかね。(飛び降りるような描写)あーあーヤバいだろ、これ」

多田「これは未体験ゾーンで」

 

「マシンガンツアー」

高橋「これけっこうよさそう。豚の首とおっぱいがあるので」

多田「スナッチっぽいですね」

 

「ハイヒールの男」

高橋「クライム感ありますねえ」

多田「これが凄いのが、主人公が敏腕刑事なんですけど、女になりたいという願望を秘めてるんですよ」

てらさわ&高橋「ええええっ!!」

高橋「え。。。そんな、えっ急にそんな格好良い映画だったの?」

てらさわ「それは新しい」

高橋「これはやばい」

てらさわ「これ急に面白そうになってきた」

高橋「昔、片岡鶴太郎が出ていた。『夜明けのシンデレラ』って映画思い出す」

多田「まさかこんなところでその名前を聞くとは(笑)」

高橋「これちょっと・・・シャークトパスと戦わせたいなあ」

てらさわ「なんでもじゃないですかw」

 

「ハンゴンジュ十七歳の涙」

高橋「子どもが虐待してっていう映画あったよね、そうそう『トガニ』、あれも良かったですかね。あとあれ・・・おばさんが久しぶりに出会う・・・そうそう『サニー』、三文字が思い出せない時代に突入(笑)」

多田「実際に韓国であった暴行事件を基にしているみたいです」

高橋「43人で暴行したの?」

(一人の女の子に詰め寄る母親たちの映像)

高橋「あんたのせいでうちの息子が・・・ってこれ随分ヘビーですね」

 

「ハニートラップ大統領になりそこねた男」

高橋「なにこれ、アベルフェラーラの新作?いきなりドリルで殺し始める感じですかね?」

多田「実際にあった事件をもとにしているみたいです」

高橋「セックス依存症の話。あ!ドパルデュー出てるじゃないですか。あーあー鼻が壊れてきてる。ヤバい鼻になった・・・」

高橋&てらさわ「あ!ジャクリーヌ・ビゼット出てる!!!!!!」

てらさわ「俺があのザ・ディープで抜きまくったという!!」

高橋「俺はシェフとのご用心で抜きまくったと言う。困ったなあ・・・わかってるなあ。アベルフェラーラ」

全員「これいいじゃん!!!!」

(これはサルコジの陰謀なのか・・・?という文字)

高橋「そんな壮大な話だとは(笑)」

てらさわ「あのフランスでセックススキャンダルだから。相当ですよ、これ

 

「ブレスト要塞大攻防戦」

てらさわ「おっ、この絵はいいぞ」

高橋「爆発が凄い。ベラルーシとかの壊れてどうしようもない建物とかを使ってるんじゃないんですかね」

多田「CGの使い方もいいですね」

高橋「砂多めの爆発好きなんですよね」

全員「これはかなりいいと思う」

 

「ネクロマンティック」

てらさわ「ネクロマンティック」

高橋「懐かしいねー」

多田「90年代ですね」

全員「ああいいね、懐かしいな・・・」

高橋「ドイツ人は本当にしょうもないからね。全カット見せ場だ」

多田「今見るとクラシック。上品な映画に見えます

高橋「文藝っぽく見える」

てらさわ「そうですね格調高い」

(画面に「し・た・い」というキャッチフレーズ)

高橋「だれだ、この予告篇作ったのw!」

てらさわ「うまいなあ(笑)」

 

「アフリクテッド」

高橋「おお強い」

てらさわ「どういうこと?」

多田「えーと旅先で出会った女性とセックスしたら体に異変が・・・みたいな感じらしいです」

高橋「けっこうじゃあこれ楽しいんじゃ?夢のある話なんじゃないの、出来たらいいなみたいなSASも一撃で倒せるし」

 

「ザ・デッド インディア」

高橋「いいね」

てらさわ「いいね」

多田「いいねえ」

高橋「『ワールドウォーZ』でやらなかった。肉とか食う感じも良い」

多田「さっきからいいねしか言ってない(笑)」

高橋「これをワールドウォーZと名づけていい」

 

「トラップ」

多田「フランス軍ですね」

高橋「いいですね」

多田「はい(地雷)踏んじゃいました」

高橋「あーあーあー」

てらさわ「なるほど」

高橋「いやでもこれ、重い石かなんかで、こう。あーあ、一人になっちゃった」

多田「で地雷を踏みつつ助けを求めると」

てらさわ「これ退屈そうですよね

高橋「まわりにウンコがどんどん増えていくよね」

てらさわ「座ったらだめなの?」

高橋「体重が分散しちゃうから」

多田「そんななかで敵と戦うというね。けっこうアクティブな映画」

 

「ブルーリベンジ」

多田「これは面白いですよ、車中泊のホームレスの話」

てらさわ「すげえ(賞が)いっぱいある。モンドセレクションみたい

高橋「モンドセレクションみたいって言うな(笑)」

高橋「これ「ルンペンの復讐」とかそういうタイトルのほうが良いんじゃないか」

(画面に「ヒッチコック級の傑作スリラー」の文字)

多田「そういうことあんま言わないほうがいい。ヒッチコックとかうるさい」

高橋「これはやっぱりタイトル『ルンペンズリベンジ』でいいじゃん」

 

「fearX」

高橋「これ見てますけどね。レフンがまだ進み方に迷いがある時ですね」

てらさわ「いつですか?」

多田「2003年の映画ですね」

てらさわ「ずいぶん前だ」

高橋「プッシャーの後で悩んでた時期の映画。面白いけどね、ジョン・タトゥーロを使っているあたりでわかるとおり、コーエンっぽい話をリンチっぽくとってみたいという感じがあって。そうやって見るとおもしろい」


 

 てらさわ「去年は28本、今年は49本。来年はとなると恐ろしい(笑)」

高橋「もう老眼だからスケジュール表だけでキツイ」

多田「どれが一番面白そうでした?」

高橋「みんな面白そうだったよ真実とか感動って字幕で出ないのが良い。「どうせうちはうそでーす」みたいな感じじゃないですか(笑)、涙も自分探しもなかった。あ一個だけあった。セックスすると強くなる『アフリクテッド』w」

 

どれを見に行くか?

てらさわ「なんとなくいっても当たりだと思う。なんとなく行くしかないよ。このスケジュールじゃ(笑)」

高橋「ここだーーー!みたいな感じで行くの?」

てらさわ「ただ、ルンペン面白そうね」

高橋「ルンペン面白そう」

多田「ブルーリベンジね!」


 

という感じでこのあと休憩時間の合間にもいくつか面白い話がありましたが書けない話もあるのと長くなるのでカット!

ただ「なるほどなあ」と思ったのはこういう映画を後で見ようと思ってDVDで買っても絶対に見ないから映画館という場で一挙に上映してくれるのは本当に重要だという話

それと『シャークトパス』は可愛いということ。

 

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