相変わらずいつのまにか販売している漫画「犬マユゲでいこう」新作『かんたんいぬまゆげ』
2016/04/06
今回もいつの間にか発売していた。石塚2祐子『犬マユゲでいこう』最新作。
そういえば、このサイトを始めたとき一番最初に書いたのが「犬マユゲでいこう」の記事だった。
なんか今見るとやけに熱の入った文章ですが最新作を見て改めて思ったのが、あーこういう感じでこのサイトを作りたいなという考えがあったから最初に取り上げたんだろうなということ。
今回の「犬マユゲでいこう」も最新ゲーム、最新の話題こそあるものの中身と言えばゲームキューブ版「ピクミン2」の特集だったり、「ゼルダの伝説 時のオカリナ3DS版」をプレイしつつも過去話を回想したりと相変わらずのいつも通り。
その「ごった煮」でありつつ、好奇心の赴くままに描いている変わらなさが凄いと思うし、それがVジャンプにおいてさらっとページを占めてる訳で。
時の流れと共にイヨクが編集長になっていて、無能とか書かれてる担当も全員集英社の入社試験突破したんだよなとか思う大人になってしまったけど、前読んでた人が書店でたまたま見つけて「まだやってったのか」と戻ってきて再びハマる、そういうのがなんかいいなあと思った。
↑ニコニコにあった過去のお仕事。懐かしくて死ぬ。
Q「犬マユゲのコミックスが売ってません。どうしてですか」
A「初版で絶版になるから」
注)絶版とは出版社が「この本はもう絶対発売しないぞ」と強く決意すること*本書冒頭読者からのお便りへの回答
他にも連載20周年記念で「ゼルダ無双」の話をし続けていたり、Vジャンプ創刊20周年で「個人的20年のお取り寄せグルメ」の発表をしたり(これ本当に使える。単行本は追加バージョンもあり)
久しぶりに読みたいなと思ったら、すぐ買いましょう。「初版で絶版になって」
高くなるからw!
Contents
- 1 (巻数がわからない人のための「犬マユゲで行こう」の単行本ルート。古本屋で見つけたら買おう!)
- 1.1 「伝説」となった1・2巻(持っている人もいるかも。1994~1999掲載分)
- 1.2 1・2巻からセレクション&1999~2000年までの掲載分「犬マユゲでいこう ア・ティエンポ」しかしその発行年月日は「2006年」!!
- 1.3 「ア・ティエンポ」と同時発売の「ウルヘンテ」(2000~2002掲載分)・・・この辺は自分が読んでた時代
- 1.4 「ソルプレーザ」(2002~2004掲載分)・・・この辺で自分はVジャンプ卒業。
- 1.5 「熊田クリスピー」(2004~2006掲載分)
- 1.6 「GXってなんだよ!」(2006~2008掲載分)
- 1.7 「犬辞林」(2008~2010掲載分)→絶対気が付かない表紙。
- 1.8 「旅マユ」(2010~2011掲載分)・・・旅行ガイドとしてアマゾンで売れてしまった本。
- 1.9 「INUMAYU OF AVERSE」(2011~2013掲載分)・・・テイルズな表紙。
- 1.10 やっとここまで来て最新作「かんたんいぬまゆげ」となります。
(巻数がわからない人のための「犬マユゲで行こう」の単行本ルート。古本屋で見つけたら買おう!)
「伝説」となった1・2巻(持っている人もいるかも。1994~1999掲載分)
1・2巻からセレクション&1999~2000年までの掲載分「犬マユゲでいこう ア・ティエンポ」しかしその発行年月日は「2006年」!!
「ア・ティエンポ」と同時発売の「ウルヘンテ」(2000~2002掲載分)・・・この辺は自分が読んでた時代
「ソルプレーザ」(2002~2004掲載分)・・・この辺で自分はVジャンプ卒業。
「熊田クリスピー」(2004~2006掲載分)
「GXってなんだよ!」(2006~2008掲載分)
「犬辞林」(2008~2010掲載分)→絶対気が付かない表紙。
「旅マユ」(2010~2011掲載分)・・・旅行ガイドとしてアマゾンで売れてしまった本。
「INUMAYU OF AVERSE」(2011~2013掲載分)・・・テイルズな表紙。
集英社
売り上げランキング: 122235
やっとここまで来て最新作「かんたんいぬまゆげ」となります。
2013年4月号 – 2014年8月号掲載分なので次回作は2016年ですかね。
忘れないようにしないと(笑)
(追記:2016年3月に新刊「犬マユゲでいこう 犬まゆーげコミックス」発売)
表紙が少女漫画風味、書店で在庫があるのに見つからなくて店員さんと共に探しました。
そしたら少女漫画大型本コーナーの片隅におりました(笑)
今回はサガ25周年の打ち合わせや佐賀県へ取材に行ったりとロマサガ成分多めでたいへん楽しい。2015年にバハムートラグーンの攻略をしたり、もんじゃ焼きをみんなでわいわい食べたりととても幸せなオーラに包まれている「犬まゆーげコミックス」でした。
【関連記事】
関連記事
-
-
上野千鶴子に映画の見方を学ぶ『映画から見える世界―観なくても楽しめる、ちづこ流シネマガイド』感想
数年前に新宿シネマカリテで、レオス・カラックス監督の映画『ホーリーモーターズ』を …
-
-
時をかける青年たちの歌集『抒情の奇妙な冒険』(笹公人・早川書房)感想
自分の感覚と恐ろしいほど合致した『念力ろまん』が面白かったので、同じ著者・笹公人 …
-
-
寝る前にアントニオ・タブッキ『夢の中の夢』(岩波文庫)を読む
読書日記をつけてみることにしました。まずは一冊目として タブッキ『夢の中の夢』に …
-
-
【書評】闇があなたを見ている『続悪魔が憐れむ歌』(高橋ヨシキ著、洋泉社刊)
光と闇に分けられない曖昧な部分が描かれた映画、そこに目を向けるという点でこの続編 …
-
-
生きて語り伝える、春日太一の書籍と最新作『役者は一日にしてならず』(小学館)について
点と点が線になる快感 ドラマも邦画もあまり見てこなかったせいで俳優の名前と顔を一 …
-
-
嗚呼、ややこしきハラールよ『ハラールマーケット最前線』(佐々木良昭)書評
(内容が厄介なだけに長文です。すまん) Contents1 バンコクで出会った「 …
-
-
『怪談短歌入門』書評~怖さには構造がある、短歌篇~
Contents0.0.1 1 陰翳礼讃、隠すことの美学2 定型詩には、隠すこ …
-
-
名作+怪獣+ウルトラマン=「ウルトラかいじゅう絵本」のカオスな物語たち
ウルトラマン×絵本といえば思い出すのは、子育てに奮闘するウルトラマンやバルタン星 …
-
-
金をかけられないなら手間をかければいいじゃない『人気店の日本一おいしいレシピ』(主婦と生活社)
「あー美味いものが食べたい」と思うことが最近増えた。 普通の人よりは舌の良い家系 …
-
-
【書評】初々しい言葉の連なり『前田敦子の映画手帳』(前田敦子・朝日新聞出版)
映画を見ないとその日は落ち着かないくらい、いま映画にはまっています。一日に何本も …