「Amazon Fire TV Stick」リモコンひとつで自由自在に動画を楽しめる性能にのけぞる
2015/11/27
ようやく届きました。
「Amazon Fire TV Stick」
発売からすでに時間も経過してレビューなどもたくさん出ていますが、2015年はほとんど外に出なかった動画配信サービス廃人として、ちょっと凄すぎた「Amazon Fire TV Stick」の使い心地を5つのポイントに絞って説明します。
動画配信サイト乱世時代はこれでますます混迷の度合いを深めていきそうです。
Contents
「Amazon Fire TV Stick」の性能にのけぞった理由
「Amazon Fire TV Stick」は現時点で三種類発売されていて
- 「Fire TV Stick通常リモコン付き」(価格:4980円)
- 「Fire TV Stick音声リモコン付属」(価格:6480円)
- 「Amazon Fire TV 4K対応版」(価格:12980円)
家のテレビは4K対応ではなく、現時点では動画配信サービスも4K対応コンテンツはまだ少ないので今回自分が購入したのは音声リモコン付属(6480円)。
このガジェットの凄さを一言でいうと、どの動画配信をテレビで綺麗に見られるか、あーだこーだいままで調べてきた数ヶ月がすべてこれひとつで解決しちゃったのです。
①設定が圧倒的に簡単
複雑な設定は不要。
wi-fi環境があればHDMI端子対応のテレビに挿すだけで簡単にコンテンツを見ることが出来ます。
家に送られてきたときから自動的にアマゾンアカウントが設定されているため開封してから10分ほどで設定完了する驚異のスピードでした。
②アプリがあるからほとんどの動画配信サービスに対応
ホーム画面はアマゾンビデオ、そこからアプリをダウンロードすればリモコン一つで加入している動画配信サービスのほぼすべてを大きなテレビで楽しめます。
つまり、どのテレビを買ったら、どの動画配信サービスが設定されているかなどもう考えなくていいわけです。
ネットフリックスやHulu,U-NEXTは当然として、YouTubeやニコニコ動画、BBCやNHK WORLD NEWSも楽しめます。
(*現時点で「dTV」「dアニメ」「バンダイチャンネル」などは確認できませんでした)
③ストレスを感じさせない早さ
「Fire TV Stickが搭載しているパワフルなデュアルコアプロセッサと専用のVideoCore4 GPU、そしてChromecastの4倍の大容量8GBストレージ。ストレスなくコンテンツをお楽しみください」
と公式サイトでグーグルに真正面から喧嘩を売っているその力は伊達じゃありませんでした。
ネットフリックスに関して言えば立ち上がりこそ画質が荒いものの、これは再生をスムーズにするためなので徐々に画質が良くなりますし、クロームキャストに比べてはるかに早いです。
11月から始まった音楽聞き放題サービス「Amazonプライムミュージック」やYouTubeは少し再生に難あり。
③音声認識が強い
リモコンの音声認識はオマケ程度だと思っていたのですが、これがとても役立ちます。
映画をウォッチリストのどこに入れたか、該当の映画はアマゾンにあるかなどいちいち入力しなくても、
「サイモン・ペッグ! カトリーヌ・ドヌーヴ!」と話しかければアマゾンビデオにある作品が一括で表示されます。
俳優名やジャンル名でも大丈夫(注:音声検索が使えるのはアマゾンビデオのみ、アマゾンミュージックもパソコンからライブラリに入れたのだけ検索対象)音声認識は相当凄いレベル。酔っぱらうと滑舌がひどい自分でも、リモコンは自分の言ったことを理解してくれました。
⑤音の統一、リモコンの使いやすさ
ひとつのホーム画面からアプリで動画配信サービスを呼び出すため再生する際に音量が統一されています。
スマホやパソコンから動画を飛ばしてテレビで再生していたために起こる音がバラバラだったり、動画を再生するデバイスで操作しなければならなかったクロームキャストのストレスはすべてリモコンが解消してくれました。
早送りに関しては、アマゾンプライムビデオは左下に小さいサムネがあるので使いやすいですが、その他ニコニコ動画やYouTubeなど規格ごとに早送りの方法が違うので少し難があります(もともとテレビで再生する仕様ではないため仕方ないのかもしれません)
サービスを十分に楽しむならアマゾンプライム会員
サービスを利用して思ったのは完全にプライム会員を念頭に置いている仕様ということ。
アマゾンプライム会員は年会費3900円で、お急ぎ便無料やkindle本毎月一冊サービスなど特典多数。そしていくつかの動画が見放題です。
さらに11月からは音楽聞き放題サービス「Amazonプライムミュージック」もスタート、J-POPやアニソンは全然ありませんが古めの洋楽や映画のサウンドトラックが充実してるので「Fire TV Stick」と合わせるとリビングの作業用BGMとしても重宝します。
このように各サービス単体で加入させるというよりも全部あわせてプライム会員のお得感へと繋げているので、例えばどこか一つの動画配信に加入してプライムもサブで加入という使い方が増える予感あり。
それぞれの動画配信サービスの比較などはこちらに書きました。
で、動画配信サービスって結局どれがいいの?完全主観で比較したまとめ
また上記のアプリを入れると、使っているスマホがリモコン代わりになるので、たとえば外出先でwi-fi環境があればstickを抜き差ししてスマホで操作なんてことも可能になると思います。
ChromeCastとの比較
色んなサイトで言われていますが、クロームキャストのほうが分が悪いかも。
クロームキャストは本体から操作する&タイムラグが大きいというデメリットに加え、アマゾンは商品欄からクロームキャストを外すという鬼の所業をしたため、一般的な知名度もますます下がりそう。
ただし!スマホやパソコンから操作するメリットもあってYouTubeやニコニコ動画、dommuneなどを見る時はクロームキャストのほうがワンクリックでテレビに飛ばせるので簡単です(いかんせんYouTubeなどはFire stickだと検索がやりづらい!)
あとAmzonアプリに加入してない動画配信サービス(たとえばdTVやバンダイチャンネル)を見る時にはまだ必須。
最後に
「Fire TV Stick」の大まかな利点はテレビのチャンネルが増えると思ってもらえればわかりやすいです。
地上波TVや録画したHD以外に、適当になにか見るかー、となったときにAmazonビデオの見放題や各種動画配信サービスをテレビで見るのがとても楽になりました。また近所のTSUTAYAに見つからない映画が420円ほどでレンタルできるなら酔った勢いで購入しちゃうケースも増えそう。
ホーム画面がアマゾンビデオなので、アマゾンの音声検索で海外ドラマなどの有無を調べて、無かったらネットフリックスやHuluを探す、それでも無かったらお金を払って見るというスタイルは確実に定着すると思います。
はっきり言って、これで「6480円」は安すぎます。恐ろしい。
そして、やはり大きい画面はいいものです。
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