ついに音楽聞き放題まで!アマゾン「Prime Music」の感想とおすすめアルバム
なんの告知もなく突然始まった「Amazonプライムミュージック」に驚いてから二週間ほど経ちます。
このサービスは年会費3900円を払うことで会員になる「Amazonプライム」の特典の一つ。
プライム会員は今まであった動画見放題に加えてこれからは音楽も聞き放題となりました。特典を増やしてプライムへ誘導する目的のため「LINE MUSIC」や「Google play music」に比べると音楽の数は劣りますが、今回はその利点やおすすめのアルバムなどを紹介してみようと思います。
プライムミュージックの利点
「プライムミュージック」がどんなジャンルに強いのか、何週間か使用した結果として洋楽の懐メロや映画のサウンドトラックなどが充実していると思いました(ジャズなども多い印象)
それを受けて「受験」「大掃除」「カフェミュージック」などテーマ別で専門家が作ったプレイリストがいくつも公開されているので後述する「Amazon Fire TV stick」と組み合わせればリビングで流す「作業用BGM」としても手軽に利用できます。
プレイリストは自分でも簡単に作れます。アルバムをクリックして曲単位でライブラリに入れられるため、映画音楽オムニバスから好きな映画音楽だけのリストを作るといった楽しさあり。
(*「プライムミュージック」のアプリをダウンロードすればスマホでも再生可能、アプリの画面から曲をダウンロードしておくことも出来るのでパケットを気にせずに出先で再生も)
プライムミュージックの難点
いくらなんでもJ-POPやアニソンなどが少なすぎ・・・
(ここには音楽業界の色々な縛りがあると思われるので見守っていきたい)
あとはアプリで再生しているとタイムラグが発生することが多々あります。
つまり「プライムビデオ」の動画見放題と同じで、専門のサービスと使うなら難ありだけどプライム会員の特典の一つとしてあるなら非常に嬉しいという感想です。
「FireTV Stick」を使ってテレビで聞く
↑これがパソコンから見た「アマゾンプライムミュージック」の画面で、
「Fire TV Stick」を使うと、
テレビではこんな感じの画面になります。
(リモコンの使い心地についてはこちらに書きました「Amazon Fire TV Stick」リモコンひとつで自由自在に動画を楽しめる性能にのけぞる)
とはいえ、課題はまだまだあって自分で作ったプレイリストがテレビではうまく同期されないのと、いくつかのアルバムが出てこないといった不具合もいまのところ見受けられます。
付属の音声リモコンで出てくる曲名は自分でライブラリに入れた音楽のみなので、音楽の追加はパソコンからということも若干不便。
プライムミュージックで聞ける音楽
さて利点と難点をつらつら書きましたが最後はおすすめのアルバムを選んでみました。アマゾンプライムミュージック「こんなのも聞けちゃうんだ!」という驚きが基準です。
クリックするとプライムミュージックの商品説明に飛べるようリンクを貼っておきましたので、プライム会員の皆さまは是非お役立てください。
・1990’s Movie Best Hits
1990’s Movie Best Hits(1990年代を代表する映画音楽ベスト)
その年代を代表する映画音楽を集めたオムニバスアルバム。
他にも「1960’s Movie Best Hits」「1980’s Movie Best Hits」「2000’s Movie Best Hits」があるので、これをベースに映画音楽プレイリストが簡単に作成可能。「ピアノレッスン」「ロボコップ」「ロード・オブ・ザ・リング」「007」のテーマソングなぞを自分は入れています。
・Peanuts Portraits
Peanuts Portraits: Peanuts 60th Anniversary
ずっと聞きたかったCDがまさかプライムであるとは思いませんでした。
スヌーピーの登場する「Peanuts」のアニメに流れるサウンド、そのなかでもキャラクターのテーマミュージックばかりを集めた記念碑的アルバムです。「Linus & Lucy」や「Joe Cool」など一度聴いたら忘れられないヴィンス・ガラルディの音色を聞きながら散歩すると幸せな気分になります。
・Cheek To Cheek
トニー・ベネットとレディー・ガガのデュエットを堪能できる粋な一枚。
「スウィングしなけりゃ意味がない」など代表的なナンバーを率直に力強く歌い上げるレディー・ガガの歌声、それを受け止めるトニー・ベネットの渋さ、いつまでも聞いてられます。レディー・ガガのアルバムはプライムにたくさんあるので嬉しい限り。
・Jazz In Paris – Stephane Grappelli Quartet Vol.1
Peterson-Grappelli Quartet: Jazz in Paris
なぜか一番最初にアマゾンからおすすめされたオスカー・ピーターソンのアルバム。
一曲目の「Them their eyes」から魅了されました。朝の喫茶店で聞きたい軽快なヴァイオリンの音色と抑制のきいたピアノの音。ジャズにはまったく詳しくないので確かなことは言えませんが、プライムミュージックのおすすめはかなり良い仕事をすると思っています。
・Rekishi
「新しい歴史を学ぼう最新の歴史 新しい歴史を覚えよう」このアルバムで
現在日本で活躍しているアーティストの音源は少ないのですがレキシあります。素晴らしい。それにしても「真田記念日」とかめちゃくちゃふざけてるのになんで聞いてると涙出てるんでしょうか不思議。母親世代から子供世代まで幅広く楽しんでもらえる凄いアルバムです。
・The Fantastic Journey Of Goblin
ダリオ・アルジェントの映画などで有名なイタリアのプログレッシブ・ロック・バンド「ゴブリン」のアルバム。
最初の一枚目に映画関連の楽曲(「サスペリアpart2」( profondo rosso)、「シャドー」(tenebre)、「フェノミナ」(Phenomena)など)を収録。二枚目が貴重なゴブリンのライブ音源(音悪し)、ゴブリンのCDは他にもたくさんあったので気に入ったら是非映画もセットで。こないだTSUTAYAの発掘良品にたくさん入ってました。
・ビバ!アメリカ
恨み恋歌、犬神サアカス團(犬神サーカス団)
活動をインディーズに移し現在も活動していると知って犬神サーカス団に最近ハマっています。小さい時に「うたばん」でネタのように扱われていたことが許せなかったことを思い出しながら、本作に収録されている「華麗に舞え!」なんかは聞いていると、暗黒を見つめて生きよ!ってな感じのメッセージ&怨念に元気が出てきます。
・「ポポロクロイス物語」オリジナル・サウンドトラック
名曲「ピエトロの旅立ち」に涙がポポロ
ゲームサントラに関して言えば、なぜかやたらセガ系とファルコム関連が多い「アマゾンプライムミュージック」
そのなかで何故かぽつんとあった「ポポロクロイス物語」のサウンドトラックを推薦。
・愛と狂気のヴァイオリニスト
シューベルト「魔王」から始まるロックとクラシックの甘美な融合
映画「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」でパガニーニを演じたデイヴィッド・ギャレットのアルバム。サウンドトラックではなく映画の中からは数曲のみの収録ですが、作品の中でも披露していたパワフルな早弾きは圧巻。
・救済の技法
今年はなかなか個人的に辛いことが多くそのたびに平沢進の曲を聞いて何度も助けられました。
名曲ばかり収録されている素晴らしいアルバム。聞いてると涙が出てきます。
終わりに
「プライムミュージック」は作ったプレイリストをダウンロードしておけば、忘年会やパーティーなどでも小さいスピーカー使ってすぐ音楽を流すことが出来て本当に便利です。
サービスを利用しても知っているアーティストの曲しか聞かないだろうなと思っていた音楽聞き放題ですが、予想以上に知らない音楽と遭遇して驚きました。プライムに入っているのに使ってない人もいると聞いたのでぜひ一度お試しください。
スピーカーに関して言えばいろんな人が既に勧めているけれど防水&手軽に携帯できるこれがオススメ。
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